私たちが抜けたあとに、お客様企業がさらに発展していくことを目指しています

CONSULTANT

水野 真歩 Maho Mizuno

スカイライト コンサルティング株式会社 マネジャー

大手ERPパッケージベンダーでERP導入・BPRコンサルタントを経験した後、スカイライト コンサルティングに2015年に参画。大手企業から中堅企業まで、30社以上のコンサルティングを実施。ERPの企画構想から導入・定着化支援、営業戦略立案、企業合併支援、DX推進など、ITを中心とした幅広い部門・領域のプロジェクトに携わる。


印象に残っているプロジェクト

我々が関わらせていただくプロジェクトは全て、お客様にとって重要なものですが、特に感慨深かったのは、グループ内の2社が合併するまでの1年間をご支援したプロジェクトです。

「合併する」という経営的な意思決定のみが下されたところからご支援をはじめ、そこから両社の部署、業務、システムを全て統合し、意思決定を変えずに無事に合併当日を迎えることができました。絶対にスケジュールを遅らせることができないものだったので、プロジェクトメンバーの方々も非常に重いプレッシャーの中にいらっしゃいました。合併した日に社長が社員の方々に向けて、新しい会社に生まれ変わったことと、全社員を鼓舞するメッセージを発信されたのですが、そういう場に立ち会えたことはコンサルタント冥利に尽きます。

合併するまでは、合併することをゴールとして、ともに走って進んできました。しかし、いざその日を迎えると、ここからが本番で、お客様企業の発展と皆様のますますのご活躍を祈りたい、そういう気持ちになりました。

このプロジェクトには弊社からは上司と私一人が入りましたが、特に合併となると、両社の業務・文化・使用する言葉が異なるため、乗り越えるべき壁は高く、また、対象となる領域も広いものでした。経営指標の検討、人事・給与制度の統合、営業管理から生産・販売・会計までの基幹システムの統合、合併のこまごまとした手続きまで。私はマイルストーンや要所要所の課題をおさえて、一部の領域には深く入りながら、お客様と連携して、プロジェクトを管理・遂行しました。お客様のご予算の中で、自分の工数をどう振り分ければ最も効率がよくなるか、成功できるかを常に考えて進めました。

仕事を進める上で一番大事にしていることは「お客様の納得感」

プロジェクトは、お客様と我々が協力し合えなければ成功に導けません。そのため一方的に話してパワープレイで動かすのではなく、お客様がきちんと納得できるまで、お客様それぞれの立場に立って、お話を伺い、ご説明することを一番大切にしています。これができるのは、我々がお客様の社内で机を並べて、お顔も部署もご事情もいろいろ分かっているからこそだと思っています。潤滑油的な存在と言えるでしょうか。そのために、我々は、お客様の社内を文字通り縦横無尽に駆け回ります。お客様側から、チームの一員として認めていただけると、プロジェクトのスピードが加速します。向かい合わせの関係ではなく、隣で、少し前を、同じ方向を向いて走っている関係性だと感じています。

プロジェクトは複数の部署から、立場、役割、考え方、あらゆるものが異なる人たちが集まって、一つのチームになり進めていきますが、お互いに守るものが違うので、全員のおっしゃっていることが正しいと思いながらお話をお伺いします。お話を聞いていくと、相反すると思われていたものが、実は同じゴールを目指していた、ということもあります。このような場合も、片方が見ている景色を、きちんと論理的に、相手方の立場に立ってご説明をして、お互いの橋渡しをします。経営の意思も念頭に置き着地点を考えながら、社員の方々のお互いの理解を促進する手助けをして、一緒に第三の新しい未来の形を考えましょう、というスタンスで対話を繰り返します。

コンサルタントが抜けたあともお客様の成長が加速することを目指しています

コンサルタントが一定期間プロジェクトに入り、集中して取り組めば、前に進むことはある意味当たり前だと思います。完了したあと、進捗がなかったり、反動が来てしまったりしたら、非常にもったいないことです。

プロジェクトを進める上で、我々が抜けたあとも、そこから事業の成長速度が加速できるような社内改革を心がけています。プロジェクトワークで、ある一定期間お客様とご一緒すると、お客様の社内にも、会社をリードするような方が生まれたり、新しい仕事を生み出す方が出てきたりします。そういうキーパーソンの方々が活躍される土壌や仕組みを作った上で我々が抜けるのがきれいな形だと思っています。常に前回よりも良い終わり方を意識して、プロジェクトに携わっていきたいです。

社会の仕組みの変容に伴い、自走する企業が増えれば、既存のコンサルタントという職種は必要なくなると思っています。お客様も新しいステージにチャレンジし続けている方が多いので、コンサルタントとしての私も、常に新しい領域にチャレンジしていくことが目標です。お互い切磋琢磨していきたいと考えています。

Skylight Consulting Inc.

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当サイトは、スカイライト コンサルティング株式会社の広報誌Webサイトです。弊社ではお客様企業へのインタビューやコンサルタントによるコラム等を掲載した広報誌を年2回(春・秋)発行し、お客様にお配りしております。当サイトではその各記事をご覧いただけます。

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