人と人とのコミュニケーションを大切にする考えから、社内で取り組みやイベントを立ち上げる際には、「こういうやり方が良いだろう」という想定だけで事を進めず、できる限りメンバーの意見に耳を傾けるようにしています。日々の食事会やメンバーの誕生日会など、時間を共にしていく中で会社やプロジェクトチームとしての結束力も高まっています。また顧客向けのプレゼンテーション資料においても、メンバー同士の意見交換を通じてクオリティを上げていくプロセスを重視するようにしています。

注力業界と協業パートナーとの連携
当社がコンサルティングサービスにおいて一貫して注力してきた業界としては、特に金融が挙げられます。ベトナム各地のローカル銀行向けの支援を中心に、実績を積み重ねてきました。一例として、DX(デジタルトランスフォーメーション)をテーマとした顧客業務の改革はニーズが大きく、実際に案件に従事している外資系コンサルティングファーム各社の評判を耳にする限り、「もっと良い形で顧客に伴走できる」という想いでやってきています。その他の業界も、できる限り顧客のニーズに応えるべく支援をしてきました。例えばEC業界やヘルスケア業界での実績も着実に積んでいます。今ではこうした実績が顧客の安心感にも寄与し、新たに発注していただくケースは確実に増えています。また、エリアという軸では、ベトナムへの進出はもちろん、ベトナム発で海外展開していくニーズも一定数あります。そのため、国を超えたビジネスも大きく支援できるよう体制を整えてきました。周辺の国や地域へ自ら出張する機会も多く、ベトナムという“点”から派生してASEAN全体を“面”で捉えられるような人脈のコネクションも充実させています。

そうした過程で、協業パートナーである様々な会社との連携が生まれています。専門的なサービスを提供していただくことで当社とのシナジーが実現している会社や、ビジネスのスキーム作りから顧客のゴール達成までを共に歩んでいただいている会社など、様々なパートナーとの連携を強化してきました。ここでも、自発的なコミュニケーションを通じて連携や協業を具現化し、加速させていく、まさにスカイライトらしいスタイルが活きています。
ASEANを広く視野に入れ、若手から活躍できる会社に
2024年11月現在、設立から3期目に入りました。今後の事業拡大に向けた軸は2つあります。1つ目はエリアの軸で、ベトナム以外のASEAN諸国を広くカバーした大規模なビジネスで成果を上げていくこと。例えば、製造業のサプライチェーンは単一国で完結しないことも多く、各国の現地情報に精通している必要があります。タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシアのような周辺国は、ベトナムとは“ASEAN諸国”と一括りで語られることが多いのですが、実際は国ごとに特性があります。各国における言語や文化、宗教の側面を考慮して丁寧に向き合わない限りは、大規模なビジネスは進められません。そのために、各国に拠点を構える協業パートナーとの連携の輪を今後もさらに拡大させていきます。
2つ目は事業内容の軸で、コンサルティングを通じた顧客への価値提供のみならず、自ら事業を創り上げられる会社にしていくこと。グローバルなスケールでビジネスを創造し、成果につなげていくことは想像以上にエキサイティングです。成熟していない産業が多い一方で、インターネットやモバイル端末の普及により先進国が歩んできた過程とは違う発展の仕方がみられたり、あるいは部分的にはむしろ先進国より進んでいるサービスもあります。産業やサービスの多種多様な発展のあり方に向き合う上で、日本を含む他国での成功事例を横展開していく“タイムマシン経営”の手法が通じないケースもあります。その意味でも試行錯誤の日々ですが、苦労しながらもチャレンジの姿勢を貫いていると、同じように熱量高くビジネスを創造しようと努力されている方々に出会う機会が豊富にあります。そのような方々を巻き込みながら、我々スカイライトのメンバーが新しい事業を創造していくリーダー的な存在でありたいと考えています。
当社は、メンバーが志向するキャリアパスに応じて、幅広い経験を積みながらビジネスリーダーへと成長していく環境を提供します。やりたい仕事に就くことを通じて、1人1人の自己実現をバックアップします。そのためには、コンサルタント、ひいてはビジネスパーソンとしての基礎をしっかりと養成するプロセスが肝要です。研修やOJTによる育成の取り組みにも力を入れており、若手であっても早期に活躍できるように実践的な指導をしています。他社の実態として、若手のうちは上長から与えられたタスクをこなすばかりと聞きます。当社では、若手のうちから「顧客価値とは何か」という軸足でとことん思考し、実行することを求めます。そうしたトレーニングの成果が結実し、顧客の役職者との会議を率先してリードできる若手も増えてきました。また、コンサルティングをはじめとするプロジェクトへのアサインの面では、若手のうちから任される役割の範囲が広いことも特徴の一つです。チーム全体への影響を意識し、責任感をもって仕事をこなしていくことや、チームに貢献する姿勢の大切さを日頃から実感できる環境が作れています。これからも“個”としての成長をバックアップし、国や時代を超えてあまねく通用する武器となる基礎をしっかりと養成していきます。
当社はASEANという大きなスケールで、これからも顧客に伴走し続けていきます。スカイライトのグループとしての豊富な実績や知見も活かしながら、ベトナムをはじめとするASEANの顧客の期待値を超えていきたい。そして、国や地域の発展という長い視野で顧客に親身に寄り添い、時に顧客をリードしていくビジネスリーダーでありたい。これからも多くの方と共にチャレンジを続けていきたく、意欲あるたくさんの方とご一緒できることを楽しみにしています。