E. K.
スカイライト コンサルティング マネジャー
2007年、大学卒業後、SIerに入社し、製造業向けERPパッケージの導入に携わる。2011年スカイライトに入社。システム導入プロジェクトの支援を中心に、業務改革、新規事業立案など幅広く従事。2017年より現職。
-チームで仕事をするということ
スカイライトは、チームで仕事をし、成果を出すという環境が整っていると感じます。お互いの知識や経験でフォローし合ったり、社内ナレッジを活用したりすることはもちろん、意見を交換しあい、アイデアを出し合って仕事を進めていきます。入社した頃から、上司にはある程度任せてもらいながら、様々な場面で、足りないところは気づかせてもらえました。同期入社の仲間を見て、私は落ちこぼれだと感じていましたが、答えを見つけられず一人で抱え込んで孤独になることはありませんでした。スカイライトのチームでは、ちょっとした雑談から、多面的な視点や、解決の糸口が見つかることも多いです。「お客さまのためになるには何を選択すべきか」という共通の軸があるので、上司に対しても遠慮せずに意見ができます。私自身がマネジャーになった今でも、同じようにチームを進められるようにしています。
-プロジェクトにおいて意識していること
外部の私たちが入って、必ずしも最初からスムーズに誤解なくやりとりができるわけではありません。特に日本の企業だと、意思決定の方法、部署としての立場、社内の人間関係などが複雑だったりしますし、年功序列の制度や、あと「空気を読め」みたいなこともありますよね。ですので、お客さまの行動や発言、決断の背景にどういうことがあるのか、ということを知るように努めています。
例えば、ちょっとした会話の中ですごく問題意識を持っていると感じる方が、会議中には明言を避ける場合があります。問題点もやり方も分かっているけれども、空気を読んで、行動が起こせないというケースです。発言できるポジションにないとか、自分が発言してしまっていいのかということが多く見られます。このケースの場合、個別にその方達から話をよく聞いて、外部の意見として我々が提案する形にしたり、議論を進める中で意見を出せる場を作ったりします。客観的な正しさに自信を持てない場合には調査したデータを提供しますし、他社事例が必要な場合も調査してご提供します。
また、プロジェクトに否定的な発言をされる方も、実は社内特有の事情を勘案して、プロジェクトのことを心配されているが故の発言だったりすることがあります。事情を伺いながら対応策を一緒に考え、安心してプロジェクトを進められる環境を作っていきます。
お客さまの発言を上辺だけで捉えるのではなく、事情も察しながら意見を引き出していくことで、徐々にお客さまの雰囲気が変わってくることがあります。外部者からの正解を求めるのではなく、お客さま自身でより良い策を見つけ、意見を交わしていくようになると、一緒にプロジェクトを作り上げている実感があり、やりがいを感じます。
-今後、注力していきたいこと
仕事に何を求めるかは人それぞれなので難しいところもあるのですが、スカイライトでも、お客さまの中でも、みんなが仕事を楽しめるとはどのようなことかを考えていきたいと思っています。
これまで携わったプロジェクトを振り返ると、お客さまが「自分の仕事が役に立っている」「仕事が楽しい」と思える環境づくりに関われたことが印象に残っています。能力を持った若い人や優秀な人が組織には沢山いらっしゃいますが、社内の人間関係や割り振られる仕事内容から能力が十分発揮できていないのでは、と感じることがあります。プロジェクトの中で、例えば役割分担の検討や意見の吸い上げをすることで、その能力を発揮できるような環境を作っていければと思います。また、評価制度の見直しや、適切に人員配置ができるような組織改革、成果や貢献度合いがわかるシステム・仕組みづくり等にも関わっていきたいと考えています。
自分の仕事の出来なささに震える日々を先輩コンサルに救っていただいたように、人それぞれ得意・不得意がある中でも個の能力を生かし、仕事が楽しめるような環境づくりに貢献していけたら、と思っています。